(現 ブランド戦略部 部長)
より良い学びをみんなで共有するために。
「社内オンラインサロン」とは、毎週月曜日の朝8時~8時半に、社内の方に登壇いただき仕事などの経験値を共有する取り組みです。約2年半前からスタートして約100名以上の方々にお話しいただきました。私が本社の全員と1時間ずつ面談してキャリアビジョンをお聴きし、オンラインサロンの趣旨を説明して、相互理解の上でご登壇いただいています。コンセプトは、「ONEマルハン(マルハンをひとつにしよう!)」です。マルハンはパチンコをはじめ、飲食、ボーリング場、ゴルフクラブ、金融など事業が多岐に渡るため、縦横斜めの人的ネットワークを構築したかったのと、今後のパチンコ業界の未来を切り開くため、社員と共に学び続ける機会が欲しかったのです。私が社会人学生として大学院に通いだした頃、オンラインサロンを開催されている方がいらしたのもきっかけになりました。上司に相談すると「是非やってみたら」と快諾をもらい実現。登壇者はそれぞれが得意分野の話をされるので、何かあったときに「〇〇さんに相談しよう」という仕事のきっかけづくりになっています。今では毎回約150名が視聴されていますが、無理にバズらせることはしていません。実は私も最初は参加人数を気にしていました。でも本当にいいと思った人が口コミで広めてくれることこそが大切だと思ったので気にしなくなりましたし、興味のある方の人数が明確にもなりました。勉強や学びを矯正するのは良くないと思います。私も勉強は嫌いです。好奇心で自分から何かを知りたいと思えることこそ身に着くと考えているからです。
マーケティング部では、顧客サービスやブランディングのために顧客体験価値のDX化を目指して、AIを走らせながら数値データを導き出し、お客様への新規価値を提案しています。やることは多いのですが、課題が明確ですし、やりたかったことなので、他の部署を巻き込んだ横断的なプロジェクトとして毎日楽しく仕事をしています。オンラインサロン(ONEマルハン)は最終的には無くなればいいと思っています。その理由は、学びが定着してイノベーションをおこし続け、社員同士がお互いを刺激し合って学び続ける状態になればやる必要はないですし、形骸化してしまうのが良くないからです。 「マルハンで働きたい」と思われる学生の方々に、後悔させない会社にしていく自信はあります。夢がみられる、みんなが活躍していく会社。大企業が持つ安心感は保証されながら、やりたいことにチャレンジできる。人生100年時代です。毎日仕事がいくのがいやな会社にはしたくない。楽しいことが大好きな人と一緒に有意義に過ごしたいですね。楽しい人とは、自分の好き嫌いがわかり自分の価値観を大切にして、そのことをまわりとも共有できる人ではないでしょうか。マルハンはお客様を楽しませることを仕事とするエンターテインメント企業ですから、まずは自分たちから楽しもうと考えています。